別居から夫婦再構築へ!悩みを解決する3ステップ

コラム

別居は離婚へのカウントダウンではありません。夫婦関係に悩み疲れた心が自分を取り戻し、人生を仕切り直すための大切な時間です。不安を解消し、自分を休ませる段階から未来の決断に至るまでの3ステップを解説。自分軸を立て直し次の一歩を選びましょう。

別居したら、そのまま離婚になってしまう?

どんなに夫と暮らすことが苦しくなっていても、
離婚になることへの恐怖から、離れられない人は多いのではないでしょうか?

すでに別居している人は、

「このまま離れて暮らしていて、本当に再び一緒に暮らす日は来るの?」

「いつまで別居を続ければいいのだろう」

そんな不安を抱えているかもしれません。

別居には、確かにデメリットがあります。

けれど、夫婦関係がこじれ、お互いに冷静さを失っている時には、離れて暮らすことで初めて見えてくるものもあります。

私自身も過去、夫と5年の別居した経験があります。

今振り返ると、あの時間がなければ、私は自分自身を取り戻すことも、人として成長することもできなかったでしょう。

別居になったからといって、必ずしも離婚しなければならない
というわけではありません。

夫婦関係を仕切り直すための、大切な時間にもなり得るのです。

###別居はつらい。でも、一緒にいることがもっと苦しい時もある

別居を考えるほど夫婦関係が悪化している時、多くの人はすでにかなり疲れています。

夫の顔色をうかがいながらの生活の中で、
何を言えば怒られるのか分からず、
家の中でも緊張していたのではないでしょうか?

モラハラやDVがあると
相手の機嫌の爆発によって
家の空気が一瞬にして地獄と化しますよね。

そんな緊張の日々の積み重ねで、自分では気づかないうちに、心も身体もボロボロになっていることもあります。

DVやモラハラのある夫と別居すると、
「やっと息ができる」
という感覚になる人もいるかもしれません。私もそうでした。

怒鳴り散らす夫にから離れたからと言って、すぐに元気になれたわけではありません。
しばらくは放心状態でした。
何かを頑張ろうという気力も、その時はとても持てませんでした。

今振り返ると、あれは私にとって、
戦争のあとの、焼け野原から復興を始める前の時間
だったように感じます。

別居した途端に人生が前向きになるわけではありません。

戦わなくてもいい場所に、やっと身体と心を置くことができた。
そこが、出発点でした。

別居のメリット・デメリット

別居には、良い面と難しい面の両方があらと思います。

まず大きなメリットは、嫌でも自分自身に集中する時間が生まれることです。

夫が何を考えているのか。

夫は帰ってくるのか。

夫は私をまだ愛しているのか。

そんなふうに相手ばかりを見ていた生活から、一度離れることができます。

そして、

「私は今、本当は何を感じているのだろう」

「私はどういう人生を生きたいのだろう」

と、自分に意識が向けることができるのです。

相手の言葉や態度を毎日見なくて済むようになるだけでも、心が乱れる回数はかなり少なくなります。

自分のペースで起き、自分のペースで家事をし、疲れている日は手を抜き、自分が食べたいものを食べる。

夫の予定よりも、自分の仕事や趣味を優先できるようになることもあります。

それまで夫婦関係の中で失っていた「自分軸」が、少しずつ立ってくるのです。

夫についても
「この人もこの人なりに苦しかったのかもしれない」
と考えられるようになる余裕が出て来るかもしれません。

夫側も、妻がいない生活を経験することで、今まで当たり前だったものに気づくことまあります。

つまり別居は、夫婦がお互いを一度フラットに見直す時間になるメリットがあるのです。

一方で、もちろんデメリットもあります。

子どもと一緒に生活している場合には、家事や育児を一人で担う時間が増えます。

「私がやらなくちゃ」というプレッシャーが強くなることもあります。

経済的な問題が出てくることもあるでしょう。

そして何より苦しいのは、

「このまま離婚になってしまうのではないか」

という不安がいつも隣り合わせなことです。

離れている間に気持ちが完全に冷めたらどうしよう?
誰か別の人ができたらどうしよう?

そんな恐怖も付き纏います。

けれど、ここで知っておいてほしいのは、
別居中に夫を追いかけ続けないこと。

別居によって与えられた時間を有効活用して、自分の心と人生を立て直すことに使う。ここが重要だと思います。

別居から夫婦関係を立て直すための3つのステップ

別居した後、すぐに

「復縁するのか」
「離婚するのか」

を決めなくてもいいのです。

傷ついた心は、そんなに簡単に整理はできません。

私は、別居には大きく分けて三つの時期があると感じています。

ステップ1

まずは傷ついた自分を十分に休ませる

最初は、どっぷり被害者になってもいいのです。

「あんなことをされた」
「私はずっと我慢してきた」
「どうして私ばかりこんな目に遭うの」

そう思う自分を、否定しなくても大丈夫です。
特にDVやモラハラのある関係では、長い間、
「お前が悪い」
「お前がおかしい」
と言われ続け、自分の感覚そのものが分からなくなるのは、珍しいことではありません。

その状態から離れた直後に、
「私にも悪いところがあった」
「相手にも事情があった」
などと無理に公平になろうとしなくていいのです。

まず、
「私はつらかった」
「本当に嫌だった」
「よくここまで耐えてきた」

と、自分の感覚を取り戻すことが先です。

これは、夫をを責め続けるためではありません。
自分の傷がどこにあるのかを確認する、回復の時間です。

ステップ2

夫の問題から離れて、「私は何者だったか」を思い出す

十分に休んでくると、少しずつ次の段階がやってきます。

夫を責め続けるだけでは、自分の人生そのものは前に進まないと気づき始めます。

そこで初めて、
「夫がどうするか」ではなく、
「私はどう生きたいのか」
という問いに立つことができます。

結婚する前、私は何が好きだっただろう?
どんな時に笑っていたのだろう?
どんなことをしている時に楽しかったのだろう?
私は何を幸せだと感じる人間だったのだろう?

夫婦関係が苦しくなると、自分の人生なのに、人生の中心が「夫」になってしまいます。

夫の機嫌。
夫の女性関係。
夫が離婚するのか、戻るのか。

そこに意識を使い続けているうちに、自分という人間がどこかへ消えてしまうのです。

別居は、その自分を、取り戻す時間にもなります。

ステップ3

自分の人生を動かしながら、夫婦の今後を決めていく

少し元気が戻ってきたら、行動する時期がやって来ます。

好きだった仕事を再開する。
興味のあったことを学ぶ。
趣味を楽しむ。
安心して話せる友人と会う。
心の通じ合う仲間との時間を増やす。

自分の人生がもう一度動き始めると、夫婦関係も以前とは違う角度から見られるようになります。

そのうえで、
夫との再接近を試みるのか。
再同居を目指すのか。

あるいは離婚を決心して、離婚の話を夫と進めるのか。

ここからの行動は、その人が選びたい未来によって変わってきます。

再同居を目指すのであれば、単に同じ家に戻ることをゴールにしてはいけません。

別居前と同じ関係性のまま戻れば、同じ問題が繰り返される可能性があります。

何が苦しかったのか。

どんな関係なら一緒に暮らせるのか。

何を変える必要があるのか。

そこを少しずつ学んで気づいていく必要があります。

一方で、別居期間を過ごした結果、「夫と暮らす未来はない」
と気づく人もいます。

それも一つの答えです。

別居したから離婚になるのではありません。

別居によって、今まで見えなかった自分の本音が見えることが大事なのです。

私自身、あの時別居をしなければ、まずゆっくり休むことができませんでした。

自分が何を感じているのかを考える余裕もありませんでした。

そして、人生そのものを一度仕切り直すこともできなかったでしょう。

一緒にいることだけが、夫婦を大切にすることではありません。

近すぎて傷つけ合っている時には、離れることが必要な時もあるのです。

別居は、終わりになることもあります。

けれど同時に、

自分を取り戻す時間になり、夫婦をもう一度見直す時間になり、新しい関係を作り直す入口になることもあります。

もし今、

「別居したけれど、この先どうしたらいいのか分からない」

「再同居したいけれど、夫との距離の縮め方が分からない」

「離婚した方がいいのか、まだ待った方がいいのか整理できない」

そんな場所にいるのなら、
まず今のあなた自身が、どの段階にいるのかを確認してみてください。

まだ傷を癒やす時期なのか。
自分を取り戻す時期なのか。
それとも、そろそろ未来に向けて動き始める時期なのか。

そこが分かるだけでも、別居という時間の意味は大きく変わってきます。


■ 芙蓉のメルマガで学ぶ
 毎週水曜日+α配信

メルマガ登録

関連記事

特集記事

TOP
CLOSE