別居中の不安を解消する|自分を見捨てない心の育て方

コラム

別居中の心が折れそうな不安

別居している時というのは、
とにかく「この状況を早くどうにかしたい」という思いで、心がいっぱいになります。

夫が家にいない現実を、
親にも、
ママ友にも、
近所の人にも言えないまま、
まるで普通に夫が家にいるかのように振る舞い、
何事もない顔で日々を過ごしている奥さまも少なくありません。

本当は胸の内では、毎日震えるほど不安なのに、です。

「どうしたら夫の心は変わるのだろうか?」
「どうしたら帰ってきてくれるのだろうか?」
「いつになったら、また仲の良い家族に戻れるのだろうか?」

そんな問いばかりが、頭の中をぐるぐると巡り続けますよね。

けれど、どれだけ考えても、
どれだけ頑張っても、
相手の心や行動は、自分の力だけでは動かせません。

自分の本音に寄り添う段階

その現実にぶつかった時、人はようやく「自分に目を向けよう」とします。

自分の気持ちに寄り添おうとしたり、
本音を掘り下げようとしたり、
自分を大切にしようと視点を変えたりします。

それはもちろん、とても大切な向き合い方です。

けれど、ここで少しだけ気をつけたいことがあります。

それさえも、いつの間にか
「現実を変えるための手段」になってしまう場合があるのです。

「私はこんなに自分と向き合っているのだから、早く夫に変わってほしい」

「本音に気づいたのだから、早く安心できる現実になってほしい」

「自分を大切にし始めたのだから、そろそろ報われてもいいはず」

そんなふうに、
自分の心に寄り添っているつもりで、実はまた自分を追い立ててしまっていませんか?

本当に必要なこと

本当に必要なのは、
現実を変えるために自分を肯定する姿勢ではないのかもしれません。

別居という現実がまだ変わらないままでも

周りにも言えず、ひとりで抱えているままでも

安心できずに震えている今の自分を、これ以上ひとりぼっちにしない。

その姿勢こそが、
いちばん最初に必要なのだと思います。

「こんな私ではダメ」
「早く変わらなきゃ」

と焦る自分を心で抱きしめて

「それでも今日まで、よくここまで来たよね」

と、どれだけ自分に寄り添えるか?なのです。

再同居を目指す道のりは、
夫の心を動かす努力だけでできているわけではありません。

夫が帰ってきたら安心できる。
家族が元に戻ったら、
やっと私は大丈夫になれる。

そう思う気持ちはわかります。

けれど、その日が来るまで自分を置き去りにしてしまったら、あなたの心はずっと息を止めたままになってしまいます。

現実が変わったら安心できる、だけではなく。
安心できない現実の中でも、
自分だけは自分を見捨てない。

その小さな選択の積み重ねが、やがてあなたの内側に、誰にも奪われない安心を育てて行きます。

再同居が叶っても、不安が消えるとは限らない

もし仮に、
再同居という願いが叶ったとしても、
自分の心を安心させる力が育っていないままだと、
日々の暮らしの中で、
また同じような不安に揺れる場面が出てくるかもしれません。

夫の言葉や態度。
視線や少しの沈黙。
スマホを見る姿…

そうした小さな出来事のたびに、また心がざわつき、
「現実が変わっていない」「まだ安心できない」と
感じてしまうこともあるのです。

だからこそ、今、
現実が思うように動かない時間こそが大切な時間だとも言えます。

もちろん、苦しいものは苦しいです。
けれどその中で、
自分の不安を責めずに受け止める力を育てていく。
安心できない自分を否定するのではなく、

「それでも私は、私を見放さない」
と、自分の心のそばにいられるようになる。

それは、再同居が叶うかどうかに関係なく、
これからの人生であなたを
強く優しく支えてくれる、とても大切な力になります。

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