毒親育ちの克服法:親に振り回されない生き方と子育てのコツ

コラム

毒親育ちが陥りがちな反対の子育ての罠と、反面教師を卒業して自分軸を取り戻すための毒親克服の鍵を解説します。親に人生のハンドルを渡さず、今の自分を主語に選択して幸せに生きるための具体的な実践方法を確認できます。

毒親育ちの人ほど「反対の子育て」をしてしまう理由

「私は親のようにはならない。」

毒親育ちの方の多くが、そう心に決めています。

もちろん、その思いはとても大切です。

けれど実際には、「親にされた嫌だったこと」を避けようとするあまり、反対方向へ行き過ぎてしまうことがあります。

例えば、自分がネグレクトされて育った人は、今度は子どもに関わり過ぎてしまう。

自分がヤングケアラーとして親の世話ばかりしてきた人は、

「子どもには絶対に我慢をさせたくない」

という思いから、習い事も、経験も、自由も、何でも与えようとしてしまう。

これは愛情です。

でも、その愛情に
「私が満たされなかったから」
という欠乏感や執着が混ざると、

子どもは重たさを感じてしまうのです。

親は「愛している」のに、
子どもは「支配されている」と感じてしまうかも知れません。

毒親克服の鍵は「反面教師」ではなく、自分軸を育てること

私は長年、夫婦問題や親子関係のご相談を受けてきました。

その中で強く感じるのは、

反面教師だけでは、本当の意味で毒親は克服できないということです。

なぜなら、反対の行動をしていても、人生のハンドルはまだ親が握っているからです。

「親と反対をする」という生き方は、一見自由に見えても、

実は「親を基準」に選択している状態です。

つまり、

  • 親への恨み
  • 愛されたかった欠乏感
  • 傷ついたトラウマ
  • 「うまくいかないのは親のせい」という思い

これらが判断基準になっている限り、親の影響から完全には自由になれません。

毒親克服とは、親を許すことでも、親を否定し続けることでもありません。

親を人生の基準から少しずつ降ろし、

「私はどう考えるか」

を基準に生き始めることなのです。

毒親育ちでも幸せになるために今日からできること

毒親育ちだからといって、
不幸が決まるわけではありません。

私自身も、自分の人生を振り返る中で気づいたことがあります。

過去を何度振り返っても、親を変えることはできませんでした。

けれど、「今日、目の前で起きていること」にどう向き合うかは、
自分で選ぶことができます。

だから私は、

「これは親の問題だから」

「これは今の私の課題だから」

と、一つひとつ分けて考えるようになりました。

感情を否定する必要はありません。

悲しかったことも、悔しかったことも、大切な事実です。

しかし、人生の選択まで感情に支配され続ける必要はありません。

目の前の出来事を、

「今の私にとって、本当に必要な選択は何だろう?」

と、合理的に、客観的に考える習慣を持つことです。

その積み重ねが、少しずつ親から受け継いだパターンを終わらせ、自分自身の人生を築いていく力になります。

毒親克服とは、親との戦いに勝つことではありません。

親に人生を支配され続ける時間を終わらせることなのです。

そして、本当の意味で幸せになる人は、

「親がどうだったか」

ではなく、

「これから私はどう生きたいか」

を主語にして人生を選び始めた人です。

もう一度言いますが、親を変えることはできません。

でも、自分の生き方は、今日から変えることができます。
その勇気を持てるかどうかが
幸せな子育てが出来るか、の鍵になって行くのです。

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