子どもの前でモラハラ!夫の悪口への対処法と母親の心構え

コラム

子どもの前でモラハラや悪口を言う夫への対処法を解説。夫の言葉に同調して悪口を言い返す必要はありません。子どもの気持ちを受け止め、母親としての自信と信頼関係を守るための具体的な考え方をお伝えします。

子どもの前でモラハラ、ママの悪口を言う夫。

モラハラに悩んでいる妻が苦しいのは、
夫から暴言を浴びせられることだけではありません。

「お前は本当にバカで、何をやってもダメな人間だ」
「人として終わってる」
「ママみたいな最低な人間の言うことなど聞くな」

そんな酷い言葉を、
子どもの目の前で言われること。

自分が傷つくだけなら、まだ我慢できるけれど、
自分の母親が、父親から馬鹿にされ、否定され、人格まで傷つけられている姿を見ている子どものことが心配。

そういうご相談は、案外多いのです。

夫が自分のいないところで
子どもに
「お母さんのことが大嫌いなんだ」
「お母さんはひどい人間だよ。だから、離婚しようかと思っている」

と言っていることもあります。

それを子どもから聞かされた時、
胸をえぐられるような気持ちになりますよね。

そんな時、モラハラに苦しんでいる妻は、
妻としてだけではなく、
母親としての立場まで壊されそうな感覚を抱えていることになります。

モラハラ夫は、妻の「人としての価値」を下げようとする

モラハラの怖さは、
単なる夫婦喧嘩とは違うところにあります。

「その言い方は嫌だった」
「あなたのその行動には腹が立つ」
という話ではなく、
「お前はバカ」
「お前はダメな人間」
「お前には価値がない」

と、
行動ではなく人格そのものを否定します。
そして、それを子どもの前でも容赦なく、子どもにも母親はバカだと思うように
仕向けようとするのです。

夫に暴言を浴びせられる苦しみに加えて、子どもとの関係まで奪われるように感じて
妻は更に追い詰められていきます。

「本当は違うの」
「悪いのはパパなの」

そう言いたくなる時も、あるかも知れません。

でも、ここで同じ土俵に立って、
子どもにお互いの悪口合戦を吹き込むことが、良い影響を与えるでしょうか?

ここで立ち止まって、考えてみてほしいのです。

例えば、母親であるあなたが、
「パパはひどい人間だ」
と言い続けたとします。
すると、子どもはその言葉をどう受け取るでしょうか?

子どもは当然のように、
母親のあなたの言葉を信じて
「パパはひどい人間だ」と思い込むようになるでしょう。

では、今度は父親が、
「ママはひどい人間だ」
と吹き込んだとしたらどうでしょう。日々、自分の世話をし、優しく話を聞いてくれる母親です。
子どもの中には、父親の言葉より、母親が実際与えてくれている愛情の方が確かなものです。

「ママはひどい人間なんかじゃない」
子どもは父親の方に、反発を覚えるのです。

だから、夫からどれだけ酷いことを子どもの前で言われても、
母親まで子どもに父親の悪口を吹き込む必要はないのです。

子どもは基本的に、母親の味方です。
子どもが傷つくのは、父親から母親の悪口を聞かされるということよりも、

大事な母親が、父親からモラハラされて、悲しそうな姿を見ることです。そして、そもそもは子どもにとっては、大切な両親です。
その板挟みになることが、何より傷つく。それを忘れてはなりません。

夫に母親としての価値まで奪わせない

では、子どもから、
「パパが、ママはバカだって言ってた」
「パパが、ママはひどい人だって言ってた」
と言われたら、どうしたらいいのでしょうか。

子どもがまだ幼い場合、無邪気に父親の言っていた言葉をそのまま、母親に伝えてくることがあります。

まず、
夫の言葉を打ち消そうと焦らなくて大丈夫です。

「違うの!パパが嘘をついているの!」
と必死に弁明しなくてもいいのです。

例えば、
「そういうことを言われたんだね」
「聞いていて嫌な気持ちにならなかった?」
と、まず子どもの気持ちを受け止めてあげましょう。

そして、
「ママは、自分のことをそんな人間だとは思っていないよ」

「パパがどう思うかはパパの気持ちだけど、あなたがどちらかの味方をしなくていいんだよ」
と伝えてください。
ここで大切なのは、
夫の評価を、自分の真実にしないことです。

「お前はダメだ」と夫に100回言われても、
あなたがダメな人間になるわけではありません。

「お前は母親失格だ」と言われても、
実際に母親失格なわけではないのです。

そして、
子どもはわかっています。

毎日ご飯を作ってくれ、
病気の時に看病してくれ、
毎日自分を抱きしめてくれるママの愛が本物であることを、わかっています。

父親がどれだけ悪口を言ったとしても、
ママと子どもの積み重ねて来た信頼が消えるわけではありません。

夫が、妻をどう評価するか?は
夫の問題です。

でも、

あなたが自分自身をどう扱うかは、あなたが決められます。

夫から否定されても、
子どもの前で貶められても、
自分まで自分を否定しないでくださいね。

そして、
夫に母親としての価値まで奪わせないでください。

あなたと子どもの関係は、
夫の悪口だけで壊されるものではありません。

毎日の中で積み重ねてきた、
ママと子どもの時間そのものが、
何より強いものなのです。


■ 芙蓉のメルマガで学ぶ
 毎週水曜日+α配信

メルマガ登録

関連記事

特集記事

TOP
CLOSE