不倫の証拠収集で探偵を検討中ですか?高額な費用と精神的なダメージを負う前に、調査の真の目的を問い直してください。離婚や慰謝料請求のためか、それとも感情的な怒りか。あなたの望む未来を実現するための、冷静な判断基準を提示します。
不倫されたら探偵をつけるべき?
夫の不倫が疑われる。
何となく怪しい。
でも決定的な証拠はない。
あるいは、不倫はほぼ確実だけれど、
「しらを切る夫をギャフンと言わせたい。」
「真実を白日の下にさらしたい。」
そんな気持ちになる方も少なくありません。
そして、
「探偵を頼もうか。」
そう考え始める方もいらっしゃると思います。
その気持ちは、よくわかります。
愛していた人に裏切られたかもしれないのです。
信じたい気持ちと、信じられない気持ちの間で揺れ動きながら、一日中そのことばかり考えてしまうのは、本当につらいですよね。
夜も眠れず、食事も喉を通らず、痩せ細ってしまう人もいます。
そんな状態なら、「真実だけでも知りたい」と思うのは当然です。
だから私は、探偵を頼もうか悩んでいる人に、
「そんなことしない方がいい」と頭ごなしに否定することはありません。
ただ、その前に、一度だけ立ち止まってほしいのです。
探偵を頼むことで得られるものは何ですか?
まず現実的な問題があります。
探偵には決して安くない費用がかかります。
調査が長引けば、追加費用が発生することも珍しくありません。
そのお金は、本当に今のあなたが使いたいお金でしょうか?
そのお金で、好きなところに旅行に行くことも出来ます。
着たい洋服や、ほしいバッグだって買えます。
自分を高めるための、学びに使うことも出来ます。
それでも、その大金を、あなたは探偵に使いますか?
ただ、怒りや悔しさに突き動かされて、感情的に使おうとしているお金ではないか?
一度、自分の心に聞いてみてください。
真実を知る覚悟はありますか?
探偵が証拠を持ってきたとします。
夫が他の女性と腕を組んで歩く写真や
ホテルへ入っていく写真。
あなたは、その現実を本当に見たいのでしょうか?
「知りたい」と「見たい」は、実は少し違うと思います。
証拠を見ることで、心がさらに深く傷つくこともあります。
一生忘れることができない、つらい記憶を作ることにもなります。
だからこそ、自分に問いかけてほしいのです。
「私は、本当にその真実を受け止める覚悟があるだろうか?」と。
証拠を手に入れたあと、どうしますか?
ここが一番大切な問いです。
証拠を夫に突きつけますか。
その時、夫はどう反応するでしょうか?
逆ギレするかもしれません。
謝るかもしれません。
開き直るかもしれません。
その先を、できるだけ具体的に思い描いてみてください。
その結末は、本当にあなたが望んでいる未来でしょうか?
夫をギャフンと言わせることが目的ですか?
それとも、本当はもう一度愛し合える夫婦に戻りたいのでしょうか?
あるいは、もう夫から愛されることに執着せず、新しい人生へ進みたいですか?
答えは、人によって違います。
探偵が必要になる場合もあります
もしあなたが、
「離婚を決意している。」
「慰謝料請求や離婚調停を視野に入れている。」
「法的に有効な証拠を集めたい。」
そう考えているのであれば、探偵へ依頼する意味は十分にあります。
その証拠は、あなたの新しい人生を守る力になることもあるでしょう。
だから探偵を使うこと自体が良い悪いではありません。
何のために使うのか。
そこが大切なのです。
別れさせ屋という選択
以前
「先生は、どうして別れさせ屋を使おうと思わなかったのですか?」
と聞かれることがありました。
私の場合は、その存在を当時は知りませんでした。
でも、仮に知っていたとしても、依頼するという選択にはならなかったと思います。
これは正しい、間違っているという話ではありません。
考え方の違いです。
私は、夫と相手女性を無理やり引き離したとしても、それで信頼関係が築き直せるとは思えませんでした。
仮に夫の心が家庭に戻ったとしても、それは私が本当に望む夫婦関係ではありませんでした。
人の心は、力で動かすものではない。
私はそう考えています。
最後に
不倫が起きると、人はどうしても相手を変えたくなりますよね。
夫を反省させたい。
相手女性を懲らしめたい。
真実を暴きたい。
その気持ちはよくわかります。
けれど、その前に一つだけ、自分自身へ問いかけてみてください。
「私は、この先どんな人生を生きたいのだろう?」
その答えが見えてくると、探偵を頼むかどうかも、自然と答えが見えてきます。
大切なのは、不倫の証拠を集めることではありません。
あなた自身が、自分の人生をどう選びたいのか。
その答えこそが、これからの人生を大きく変えていくのです。