摂食障がいは母親の責任か?
「私の子育てが悪かったのではないか」 「夫婦関係の悪さが、この子に影響したのではないか」
そんなふうに、自分を責めていませんか?
けれど、摂食障がいや自傷、オーバードーズが起こる理由は、
一つに断定できるものではありません。
本人の気質、思春期特有の心と身体の変化、家庭環境、学校や人間関係、自己評価の低さ、言葉にできない苦しさなど、いくつもの要因が重なって起こるものです。
だから、お母さんが自分を責め続けても、何の解決にもなりません。
私も姉妹で摂食障害だった過去
私の姉は、思春期の頃から摂食障がいになり、
21歳で統合失調症を発病しました。
私自身も思春期の頃、食べ吐きや軽いリストカットがありました。
あの頃を思い出すと、死にたくて吐いたりリストカットをしていたわけではありませんでした。
心の痛みを外に出すために、
むしろ生きるためにしていたように思います。
私は大人になるにつれ、
自分の気持ちを言葉にしたり、
内省したりすることができたので、大事にはならなかったけれど、
自閉スペクトラムや知的障害のある姉には、
それがとても難しかったのだと思います。
すべて母が悪かったのか?
きっと、そうではありません。
ただ、言葉にできなかった苦しみが、食べない、吐く、切る…という行動になって現れていたように感じるのです。
子どもが病んだ時、必要なこと。
その時に母親がすべきことは
「そんなことをするな」「頭がおかしい」「やめなさい」
と表面的に止めることではありません。
それよりも、
「この子は今、どんな言葉にならない痛みを抱えているのだろう?」
と、心を寄り添わせることの方が重要だと思います。
そしてお子さんの行動は、
お母さん自身の課題とも
結びついていることがあります。
母の課題とは?
母として正しくあろうとするあまり、子どもの気持ちより、
自分の安心を優先していなかったでしょうか?
子どもを見ることは、
子どもだけを見ることでは終われませんよね。
子どもの言動に、反応している自分。
自分の無力感や罪悪感にも触れることになります。
けれど、それは自分を裁くためではないことも、わかっていなければなりません。
子どもの苦しみは、ただ母親を責めているのではないのです。
家族の中で感じて来た
言葉にならなかった痛みや、
母親自身が長く置き去りにしてきた感情を、
子どもが改めて見せてくれているのだとしたら?
…そんな視点も大切だったりします。
子どもと向き合うことと、
母親が自分と向き合うことは、
きっと深いところで連動しているのです。
そんなご自身との
深い向き合いのお手伝いを、
芙蓉カウンセリングではさせていただいています。