許せない不倫
夫の不倫と自分の価値とは
なんの関係もない。
前回、そんなお話をさせていただきました。
今回は、
「それはわかっている。
自分に価値がないなんて、思っていない。だからこそ、不倫が許せない」
という方に向けての記事になります。
そうですよね。
「私に価値がないから、夫は不倫したんだ」
そう思って苦しんでいる段階も、
もちろん、とてもつらいです。
でも、そこを少し抜けて、
「私は悪くない」
「私の価値と夫の不倫は関係ない」
とわかってきた時に、
今度は別の怒りが湧いてくることがあります。
それは、
「じゃあ、なおさら許せない」
という怒りです。
私に価値がないから起きたことではないのなら、
私が足りなかったから起きたことではないのなら、
なぜ、夫は私を傷つけたのか?
なぜ、相手女性は人の家庭に入ってきたのか?
なぜ、私だけがこんなにも苦しまなければならないのか?
そう思いますよね。
きれいごとで片付けなくていい
ここで無理に、
「許しましょう」
「感謝しましょう」
「相手女性にも事情があって、きっと可哀想な人なんだ」
などと、きれいごとで片付ける必要は私はないと思っています。
心が深く傷ついている時に、
無理やり許そうとすると、
かえって自分の心を置き去りにして、苦しくなってしまいます。
許せない。
憎い。
悔しい。
壊してやりたいくらい腹が立つ。
その感情が出てくることで、
どうか自分を責めないでくださいね。
むしろ、それだけあなたが真剣に、
結婚というものを
あるいはお子さんとの家庭を大切にしてきた証でもあるのですから。
夫婦という関係を軽く考えていなかったからこそ、
裏切られた痛みが深いのです。
怒りを持つことと、怒りに支配されることの違い
ただ、ここで一つだけ、
とても大切なことがあります。
それは、
怒りを持つことと、怒りに支配されることは違う
ということです。
怒りは、あなたの尊厳を守るために出てきた感情です。
「私は、そんな扱いを受けていい存在ではない」
「私は、軽んじられていい存在ではない」
「私の人生を、勝手に傷つけられていいはずがない」
そう心が叫んでいるのです。
だから、怒りそのものを否定しなくていいのです。
でも、その怒りに人生のハンドルを握らせてしまうと、
あなた自身がどんどん苦しくなるばかりでなく、
自分の人生をも破壊してしまうことになりかねません。
嫌な記憶を反復することのリスク
私もかつては、
人生のハンドルを夫に握らせてしまっていた妻でした。
だから、その時の苦しさをよく知っています。
頭の中で、何度も何度も
嫌な記憶を反復して考えてしまう…
そうしている間、
一番傷つき続けているのは、
自分自身。
そうなのではないでしょうか?
相手を許せない気持ちはあっていいんです。
だけど、
あなたの大切な時間
あなたの大切な人生を
不倫なんかする人に、
明け渡してしまわなくていい。
そう思いませんか?
それよりも、
自分自身の人生を取り戻すことに
心を向けて、
エネルギーを使って行きませんか?
あなたの素敵な笑顔ために。
あなたの安心感のために。
あなたの未来ために。
あなたがもう一度、
自分の人生を愛せる感覚を
取り戻して行くことが
何よりも大切、そう思います。
何もなかったことにしなくていい
夫の不倫は、
あなたの価値とは関係ありません。
そして、
相手女性の存在も、
あなたの人生の主人公の座を奪えるものではありません。
あなたがこれから向き合って行くのは、
「私は、本当は何を大切にしていたのか」
「私は、これからどんな私として生きたいのか」
ということです。
許すかどうかより、こちらの方がよっぽど大事なのです。
再構築するかどうかも、
今すぐ完璧な答えを出さなくていいです。
あなたは愛されるべき人
あなたは、
大切にされるべき人です。
あなたは、
愛されるべき人です。
そしてまず、
あなた自身があなたを大切に扱うところから、
本当の回復は始まっていきます。
不倫の痛みを超えていくとは、
何もなかったことにすることではありませんね。
傷ついた自分を置き去りにせず、
怒っている自分も、
泣いている自分も、
悔しくてたまらない自分も、
全部抱きしめながら、
「それでも私は、愛のある人生を選びたい」
と、自分の中心に戻っていくことなのだと思います。
一緒に愛のある人生を選んでいきましょう。