モラハラ加害者ほど「自分は被害者だ」と思っていることがある

コラム

モラハラ加害者の心理

DVやモラハラの問題を考える時、
とても難しいのは、加害者本人が
「自分は悪いことをしている」
と思っていないケースが少なくないことです。
むしろ、本気で
「自分こそ被害者だ」
と思っていることがあります。
私自身、過去に夫から殴られた時、
夫は私を殴った手を押さえながら、
「手がいてぇ」
と怒っていました。
殴られた私は、
「殴っておいて、何なの?」
と思いました。
でも、本人の中では、
「俺をここまで怒らせたお前が悪い」
「殴らされた自分こそ被害者だ」
という心理になっていたのだと思います。

被害者意識がクレーマーやモンスターペアレントを生み出す

このような被害者意識は、
夫婦関係の中だけでなく、
社会のいろいろな場面でも起こっています。
例えば、お店で理不尽なクレームを言う人。
「悪いサービスをされた被害者だ」
と主張しながら、店員さんにひどい言葉を投げつける。
学校に過剰な要求をするモンスターペアレントも、
「学校の対応で傷つけられた」
と訴えながら、先生を追い詰めてしまうことがあります。
もちろん、本当に被害を受けている人はいます。
DVやモラハラは、決して軽く扱ってはいけない問題です。
けれど、同時に大切なのは、
「私は被害者」「相手は加害者」
という思考にすぐ入ってしまう癖に気づくことです。
自分の不機嫌、怒り、苦しさを、
すべて周りのせいにしていないか。
相手を責めることで、
自分の言動を正当化していないか。
そこを静かに見つめる必要があるかもしれません。

被害者意識を抜け出す方法

だからといって、自分を責める必要はありません。
大切なのは、事実と感情を分けることです。
何が起きたのか。
私は何を感じたのか。
そして、私はどう行動したのか。
そこを俯瞰して見られるようになると、
人は少しずつ、被害者意識から抜け出し、
自分の人生のハンドルを取り戻していけます。

最後に、私が強く感じていることがあります。

DVやモラハラの世界にいると、いつの間にか人生の中心が「恐れ」や「怒り」や「被害者意識」になってしまいます。

もちろん、傷ついた経験は簡単に消えるものではありません。
でも、その出来事に人生を支配され続ける必要はないのです。

私はもう十分、その世界を見てきました。
だからこそ今は、誰が悪いかを証明し続ける人生ではなく、
安心して笑い、愛し、愛される人生を選びたいと思っています。

被害者意識の世界から、自分の人生を生きる世界へ。

恐れの世界から、愛の世界へ。

私もいい加減、DVワールドから抜け出して愛の世界に行きたい!
そしてこの記事を読んでくださったあなたにも、そんな未来があることを忘れないでいてほしいと思います。

関連動画

関連記事

特集記事

TOP
CLOSE