幸せになれない思い込みを手放す方法

コラム

「どうせ幸せになれない」という心の癖は過去の家庭環境による思い込みです。他人に依存していた人生のハンドルを取り戻し、自分次第で幸せを選ぶ意識を持つことで、夫婦関係や人生を好転させる具体的な視点を解説します。

「どうせ幸せになれない」と思ってしまうのはなぜ? 家庭環境と夫婦関係に表れる思い込み

「どうせ私なんて、幸せになれない」

そう思ってしまう心の癖はありませんか?

幼い頃から苦労を重ねてきた人にとって、
「期待して傷つくより最初から期待しないほうが楽」
ということ、あると思います。
大人になってからも、その心の癖が影響して、結婚生活がうまく行かなくなることもあるのです。

###別居になって気づく。「どうせ幸せになれない」という思い込み

誰もが幸せになりたいと願って、結婚をしますよね。
けれど、一緒に生活しているうちに、しだいに夫婦関係がうまくいかなくなって行くことがあります。

夫がモラハラ。暴力も出る。
不倫をする。帰って来ない。挨拶も無視される。

そんな時、「ほら、やっぱり私の人生はうまくいかない」
「やっぱり、幸せになれないんだ」
そんな思いがふと、
浮かび上がって来るのです。

特に、育った家で安心して過ごせなかった人は、目の前の問題が過去の痛みと重なりやすくなります。

育った家が貧困だった。
子供の頃、親との別れがあった。
親の精神疾患や依存症。
きょうだいの障がいなど。

家庭で抱える事情はさまざまです。

そういった経験があるから必ず結婚生活で苦労する、ということではありません。

ただ、何かが起きたときに
「自分は幸せになれない証拠」として受け止めてしまう。
自分では前向きに生きているつもりでも、心のどこかにその思いが残っている。

そういうことは、珍しいことではありません。

###機能不全家族で育った経験は「幸せになれない運命」?

私はきょうだい児ですが、
姉の障がいについて、
家族から高校生になるまで、なんの説明を受けていませんでした。

小さい時から、姉の暴力の脅威が常にある中で、妹の私は、自分の気持ちをどう扱えばよいのか分からないまま育ちました。

結婚をしてからは、夫との関係の中で、DVの問題に悩むようになりました。
気がつけば、実家では障がいのある姉からの暴力を受け、
結婚してからは夫から暴力を受ける生活になっていたのです。

育った環境は、自分で選べません。
過去に受けた傷も、なかったことにはできません。

けれど、大人になっているここからの結婚生活は、自分で選べるのです。

幸せは、自分の意思によって、決められるんだ…という気づきが、
私の人生の分岐点だったように感じています。

###「どうせ幸せになれない」という思い込みを手放すために

私も、夫からの暴力がひどくて別居せざるを得なくなった時、
心のどこかで
「ほら、やっぱりこうなるのか」
「やっぱり、幸せになれないのか」
と咄嗟に思いました。

でも、時間をかけてカウンセリングを受ける中で、

こうなるにはきっと、
何か心の在り方に
理由があるはず。

自分の心の在り方を見直せば、
好転させる道が必ずある、とも感じるようになりました。

大切な子どもたちがいたので、
このまま「幸せになれない」状態では済ませられない!
という強い想いもあったのです。

私はまず、
・自分では動かせないこと
・今から自分でも動かせること

を分けて考えるようにしました。

生まれ育った家は変えられない。夫の性格も行動も変えられない。

けれど、
・自分で仕事をはじめてみて、
自分の視野を広げる。
・心理の勉強を始めて理解を深める。
ということは出来ると思いました。

それまでは、機嫌が悪くなって暴れる家族の対応に追われる人生でした。
生活の平和も、幸せな時間も
すべて他人の機嫌次第で決められる世界にいたのです。

けれど、夫との別居をきっかけに

「幸せになるかどうかは自分次第」
「幸せになる人生のハンドルは、自分の手の中にある」
と思えるようになりました。
これが、一番大きな気づきだったかもしれません。

その気づきから少しずつ、
現実においても、幸せな方向へ自分でハンドルを切れるようになって行きました。

###同じ夫との再同居への道

結局、私は別居5年という年月を経て、性格はそのままの夫と再同居することになりました。

一般論では、「DVなんかする男と幸せになれるはずがない」と思われるところですが、
我が家の場合は、奇跡のように穏やかな夫婦関係になることができました。

自分の「幸せになれない」という思い込みを見つけることは、人生において、とても大きなことだと思います。

なぜなら、そこから新しい「自分にとっての本当の幸せ」へ道に繋げることが出来るからです。

「どうせ幸せになれない」と思うのは、過去からの呪縛です。
でも、今私たちの手の中にあるのは、ここから幸せに向かう人生のハンドルなのです。

人生のハンドルを何者にも、渡さないようにしてくださいね。


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