「親に感謝すべき」という罪悪感で苦しんでいませんか?毒親を認めることは、親を否定することではなく、自身の人生を取り戻す第一歩です。親から心理的に距離を置き、あなた自身の価値観で生きるための考え方を解説します。
毒親認定で、罪悪感を感じるあなたへ
この世の中は、
昔ほどではないにしろ
親に感謝しなければならない。
親孝行は良いこと。
という価値観があります。
しかし、親に虐待とまでは行かなくても、傷つけられて育ち
親に感謝することが難しい人は少なくありません。
何も殴られる、
ネグレクトされるばかりが
虐待ではありません。
食事を与えられ
必要なものを与えられ
「可愛い」「愛している」と育てられても、
自尊心を傷つけられ、
自己肯定感を持てずに育つ子供は少なくないのです。
毒親の定義
毒親とは、一般的に
子供に害になる親という意味で使われます。
しかし、その子供へ与える害は、外側からとても見えにくい場合があります。
例えば、普通に
面倒をよく見る親に見える。
社会的にもちゃんとした職業についていて、
子どもにあからさまな暴言や暴力、傷つけるようなことはしていないように見える。
むしろ、教育熱心な、良い親のようにも見える。
それでも、家庭内でのイビツな構造や親の精神的な未熟さ、
不安定さ、
親が当たり前のようにかけている言葉によって
子どもの心は深く傷ついている場合があるのです。
毒親をどう見抜くか?
毒親には、見抜き方があります。
まず典型的な毒親は、世の中や周りの人を信じていません。
世間は怖いところ。
あるいは敵だと見做している。
だからこそ人に馬鹿にされないように高い学歴の学校へ行かなければならない。
人に尊敬され、一目置かれる職業に就かなければならない。
そんな「おそれの世界」を子どもに教え込みます。
教育熱心なことは、悪いことではありません。
ただ、問題は、その根拠です。
親が世の中に見返すためや、
誰かの優位に立つために、勉強をさせる。
親の不安を少しでも小さくするために、子供を安心材料に使おうとするのは毒親と思って間違いありません。
子どもが可愛い。愛している。子どもの幸せを願っている…の罠。
親は子供に
あなたのことが可愛い。
あなたを愛している。
あなたの幸せを願っている。
皆そう言います。
本当に、心から愛おしく思い、子の幸せを祈るのは
親として当然の感情ですし、
それをすべて疑えと言っているわけではありません。
けれど、同じ
可愛い。
愛している。
幸せを祈っている。
という言葉を言いつつも、
子どもをズタズタに傷つけ続ける毒親が存在することも確かです。
もしかしたら、親本人は、自覚がないかもしれません。
傷つけられたと感じる子どもの方が、取り方がおかしい。
どうして悪くとるの?
お母さんの気持ちが伝わらないのかしら?
という感覚かもしれません。
本人に悪気がない、
そんな毒親も存在するのです。
毒親に育てられた子どもは、自己肯定感が持てず、
「傷つく自分が悪いのかもしれない」
と罪悪感を持つこともあります。
毒親だと思ってもいい
自分の親のことを、毒親だと思うことに、抵抗感がある人がいます。
育ててもらっているのに、
そう思うべきではない、と考える人も実は多いのです。
だけど、私は、
もし自分が生きづらさを感じているのなら、毒親だと認めても
いいんじゃないか?と思っています。
自分の親を毒親だと思ってもいい。
その許可を自分に出せるのは
とても大切な自己肯定感を持つための一歩だからです。
おかしいものは、おかしい。
そう感じることは、
被害者意識とは違います。
親のせいで不幸になった、と嘆くためではなく
親とは違った価値観を選ぶために、「おかしいものはおかしい」と気づくことは重要なのです。
「他人は信用できない。
あなたを傷つけるかもしれないから、お母さんが守ってあげているのよ。
お母さん以外は信じてはダメよ。
あなたの味方は、お母さんだけなんだから」
もし、こういう親がいたら、どう思うでしょうか?
歪んでいるとは思いませんか?
けれど、これに似た価値観を信じ込まされて、依存関係になっている子どもは少なくありません。
こういう親は、
少しでも非難しようものなら、
「こんなに一生懸命育てたのに」
と自分を正当化するのが特徴です。
「自分は間違ったかもしれない」と立ち返れる素直さが、
人としての柔軟性です。
毒親に育てられた子どもはどうしたらいいのか
もしあなたが
自分の親を毒親認定をすることで、罪悪感を持ったり、
苦しく感じるのなら、
親を完全に無視をしたり
言い争いをしたりする必要はありません。
ただ、心に少しだけ距離を置くようにしましょう。
親にわからせる必要も、ありません。わかりあう努力も要りません。
ただ、親が信じ込まそうとしていた価値観を、一旦手放して
新しく、自分の価値観を構築してもいい、と自分に許可を与えることです。
世の中は、怖いところで
油断をしたらバカにされるなんてことはありません。
親から心理的に自由になるためには、
自分の親よりも
視野が広く、思いやりがある人間の方が
もしかしたら世の中には多いかもしれない…という視点を
少しずつ持って行くことなのです。