何か苦しいと感じる出来事が起きた時、私たちの意識は、どうしても外側に向きがちです。
夫に不倫をやめてもらいたい。
不登校になっている子どもには、
元気になって学校へ行けるようになってほしい。
親に、私の事情もわかってほしい。
このつらい現実が、早く変わってほしい。
そう思ってしまうのは、誰だってそうですし、仕方ないことかと思います。
今つらくて
今傷ついていて
今不安でたまらないのですから…
だからこそ、
「この人さえ変わってくれたら」
「この状況さえよくなれば」
私は幸せになれるのに!と
思ってしまいますよね?
けれど、外側だけを見続けている間、実は
一番大切なものが置き去りになっていることがあります。
それは、自分の心です。
本当に大切に見てあげたいのは、
「相手がどうするべきか」だけではありません。
それよりもむしろ
「私は今、何を感じているのか」
ということを、何より大事に見て行かなければならないのです。
怒りの奥には、悲しみがあるかもしれません。
不安の奥には、安心したい願いがあるかもしれません。
寂しさの奥には、大切にされたかった本音があるかもしれません。
虚しさの奥には、もう自分を後回しにしたくないという魂の声があるかもしれません。
「そんなこと、何の意味があるの?」
切羽詰まった悩みの極限にいる時は、早くそこから解放されたくて
自分の内側を感じている余裕など、ないように感じるかもしれません。
「それよりも、現実をどうにかしなきゃ」
そちらに意識が引っ張られるでしょう。
けれど、自分の内側を深ぼることは、
現実から目を背けることでも、逃げることでもないのです。
むしろ、自分の人生の主導権を取り戻す…一番最初にやらなければならないことなのです。
外側に振り回され続けるのではなく、
自分の心の中心に戻ること。
そして、その中心から、もう一度現実を見つめ直すこと。
幸せへの変化は、
相手を変えることから始まるのではなく、
「私は本当は何を感じていたのだろう」
と、自分に静かに問いかけるところから始まります。
人生を変える鍵は、いつも外側ではなく、自分の内側にあるのです。